26. Markdown Night 2017 Summerに行ってきた話
2017年08月31日
内容紹介
trkwとmiyaokaの2人で、Markdown Night 2017 Summerについて話しました。
出演者
Show Notes
- イベント概要:Markdown Night 2017 Summer - connpass
- 参加者ツイート:#markdownnight
- 会場提供メルカリさんまとめ:Markdown Night 2017 Summer という勉強会が開かれました - Mercari Engineering Blog
Markdownを使ったサービス開発陣による登壇
- Kibela:
@__gfx__
さん - esa: 赤塚さん @ken_c_lo
- 元Increments: @mizchiさん
- Qiita/Qiita:Team: Nakayamaさん @nkym37
- Crowi: Sotaroさん @sotarok
Kibela: gfxさん
- Kibela - 個人の発信を組織の力にする情報共有ツール
- Markdown Night 2017 Summerで「Markdownはなぜ拡張され続けるのか」という発表をしました - Bit Journey’s Tech Blog
- Markdownの歴史解説
- Markdown.pl (2004)
- Daring Fireball: Markdown Syntax Documentation
- John GruberがAaron Swartzと共に考案
- グルーバーに書かれたmarkdown.plが元祖という話だったが、それに協力したアーロン・スワーツの話もしたい。
- インターネットの申し子: 天才アーロン・シュウォルツの軌跡
- HTMLをMarkdown形式のプレーンテキストに変換するための構造はアーロンが開発したhtml2textからインスパイアされている
- html2text: THE ASCIINATOR (aka html2txt)
- The key design goal is readability:可読性の高い記法
- text to XHTML or HTML:後の話でも出て来るが、HTML化が根本なのでDOMにする
- Pandoc ユーザーズガイド 日本語版 - Japanese Pandoc User’s Association
- vmg/redcarpet: The safe Markdown parser, reloaded.
- CommonMark
- Markdownの標準化を目指して2014年に立ち上がったプロジェクト
- GitHubがCommonMarkを採用 (2017)
- CommonMarkの現状 2017年4月版 - Islands in the byte stream
- Markdownデファクトと考えられてきたGFM: GitHub Flavored Markdownは、いまやCommonMarkのスーパーセット
- GitHubのアナウンスをうけて、国内外のMarkdown採用サービスが CommonMark (あるいはその拡張のGFM)に移行してゆくと考えられます
- Kibela的にはCommonMarkの拡張構文への関心が高いところです。すでにPlantUMLとLaTeXという二種類の記法を描画するためにMarkdown構文を拡張しているからです
- __gfx__さん、Markdown的に__gfx__そのまま書けない問題
- gfx問題は後述
- え!シャープじゃない?電話ボタンの【#】の本当の読み方をご存じですか? - Spotlight (スポットライト)
esa:赤塚さん
- esa.io - Expertise Sharing Archives for motivated teams.
- イベント/2017/08/29/Markdown勉強会/esa Markdownの思想とデザイン - esa-pages.io
- なぜesaはMarkdownを使うのか?
- 「情報を育てる」というesaのコンセプトから、markdownというものを改めて捉える
- Markdownはドキュメントの構造化、とりあえず書いて共有(WIP)ということに適している
- Markdownはエンジニア向けだが、便利なもの。エンジニア以外のためにという気遣いを敢えてせず、そのまま提供することでエンジニア文化の便利さに巻き込んでいく
- 予想以上に非エンジニアに使ってもらっている
- エンジニアが便利になるように作ると意外とみんな使える
- 賢い使い方を身につける感動
- 書きながら考えることに適している
- リストの見た目を工夫
- リスト間に空間を持たせるスタイリングで書いた情報を整理しやすくしている
- 昔少し使ってたけど、Webhook、GitHub βってなんでまだβなんだろう
- 当時Hexoとかで試したような気がする
- LINE Notifyや、IkachanやIdobataなども連携していて凄くこのあたり日本のエンジニアにフレンドリーな感じがする
- エクセルシートやスプレッドシートからテーブルに投げる機能とかも
- esaはjQuery使ってるらしいけど、なんかWappalyzerで機能見てたらVueもあった
元Increments:mizchiさん
- Markdown を拡張する話 // Speaker Deck
- イカの進捗
- フロントのスペシャリストとしてクライアントサイドでやっていく事例
- markdownオーサリングについては4案件ほどやってきた
- リストのインデント、スペース方言問題:babelmark3 | Compare Markdown Implementations
- 自由にできるのはfenced-codeblock
- JSの処理系、remarkの紹介
- プラガブルないけてるmarkdown
- Phenomicでも利用されているシステム、あんなにプラグインあるとは初めてしった
- remark/plugins.md at master · wooorm/remark
Qiita現職:Nakayamaさん
- Qiita / Qiita:Team における Markdown レンダリングの歴史 // Speaker Deck
- strong gfx問題
@__gfx__
→ @gfx さん- Can’t mention to users that has underscores around the name · Issue #496 · commonmark/CommonMark
- gfx問題が絶賛検討中
- qiitaでの対処
- GitHubでどうやってるか見に行ったらそもそもアンスコ使えないという根源的な対策が取られていて会場爆笑
- fa-spin祭り
Qiita、もうやりたい放題の遊び場って感じになってた pic.twitter.com/VXnTG505uR
— tadasn (@tadsan) 2017年6月15日
Crowiだけど、Paperの話:Sotaroさん@メルカリ
- Markdown and WYSIWYG // Speaker Deck
- Paperは他から持ってきたリソースを正しく表示させている
- 今trkwが使っているBearもほかから持ってきたリソースをちゃんとMarkdownに展開できるようになっているコピペし易い
- このShow Notes自体もりもりと情報が育つ
- Dropbox Paper のスマート議事録 – Dropbox
- Paper上でのリストをコピーしてペーストするとちゃんとMarkdown記法になってるが、セクションタイトルやラベル付きリンクに対応してないのが歯がゆい
- 生テキスト表示モードがあるはずだと思ったけど無い
- Medium – Read, write and share stories that matter
- 入力自体はpaperに近いWYSIWYGでモダン。あくまでブログなので、同時参照はできるが、更新されたらリロードしないといけない
- どうでもいいけど最近ロゴ変わった
- Scrapbox
- 記法が独自
- リストを作るのが空白入れるだけでできるのが良いとの意見も
- 増井さんのMarkdownに対するお気持ち:from:masui markdown - Twitter検索
余談:スマホアプリ上でのMarkdown運用
- Bear - Notes for iPhone, iPad and Mac
- Launcher → Workflow → Bear
iOS 11の画面をレコーディングするための機能たまに使いそう。 pic.twitter.com/4OgNXyMCgy
— trkw (@trkw_) 2017年8月22日
- フリック入力でのMarkdownはつらそう問題